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> Chim↑Pom個展「Imagine」
【カテゴリー:アート report】 (2010/09/13) Twitterでつぶやく

11日で終わってしまったSNAC(無人島プロダクション)のChim↑Pom個展「Imagine」。ずいぶん前に観たのに終わってから慌ててレポートを書こうとする当サイトの残念なクオリティには目をつぶっていただいて、ともあれスルーするわけにもいかない大事な展示会であったのできちんと紹介しておく。

僕は、東京芸術史という大それた名前のサイトを運営している割にはアートに別段造詣が深いわけではないので、聴覚や触覚、嗅覚など、視覚以外の感覚をフィーチャーした展示会をよく知らない。そのような企画が過去にどれだけあったかはさておき、一般的な展示会が視覚偏重であるのは間違いないわけで、そういう意味では、今回のChim↑Pom展は(個人的に)新鮮であった。

Chim↑Pomというグループは、「これってやっていいのかな、ドキドキ……」的行為を、スコーン!と爽快に正面からやってしまうグループで、しかしこれまで色々とやってきてネタが尽きた可能性もあるし、実際先の六本木クロッシングの食品サンプルを使った作品がつまらなかったから、勢い衰えたかと今回あまり期待していなかった。それがまさかこのような形で良い意味で期待を裏切られるとは思ってもみなかった。

鑑賞者は入口でまず、真っ暗な通路を歩くことになる。そして、出たところで、盲者2人による「にらめっこ」の映像を目の当たりにする。僕は目が見えるから、通路から出たところで、2人の「変顔」やくすぐり合いを目撃するのだが、視覚障害者の場合は通路から出ても、やはり暗いままで、何やら「にらめっこしましょ、笑うと負けよ、あっぷっぷ」の音声が繰り返し耳に届くだけだ。どうやら誰か2人が「にらめっこ」をしているらしい。その誰か2人もまた目が見えないとは、鑑賞者側の盲者には判別つかないだろう。この「変顔」の見えない「にらめっこ」映像は、目の見える鑑賞者向けの作品なのか。それとも、鑑賞者が目が見えなくとも何らかの意味で成立している多義的な作品なのか。

答えのないまま隣の部屋に進むと、「imagine」という雑誌が置いてある。開くと、下着姿の女性が載っている。よくよく見ると、各ページに点字が後付けされていて、ギャラリーにいた女性スタッフによると、オノ・ヨーコの詩集『グレープフルーツ』の文言だという。目が見える者には半裸の女性の姿を示すのみだが、目が見えず点字を理解する者に対しては「地球が回る音を聴きなさい」などと詩が呼び掛ける。つまり、先のにらめっこ映像もおそらくそうなのだが、目に頼って鑑賞する場合とそうでない場合で、それぞれ異なるものが感じられるように作られているのだ。

感覚のチャンネルを切り替えることによって一つのものがまったく別の性質のものに変わるこの二重性は、作品の奥行きを深くしている(一般的な絵画であれば、視覚を聴覚に切り替えると途端に何物でもなくなってしまう。触覚に切り替えると監視員にドヤされる)。その隣の壁に掛けられていた「キラキラ」という作品も同様。こちらは視覚でも触覚でも同じ「意味」を受け取ることになるが、しかし、その受け取り方は異質であり、感覚によって別の作品に変わる言っても過言ではないだろう。

この展示会の主役とも言える「ハジ君」が、目が見えないのに3D映画を観に行くといったような皮肉でシュールな行為を次々繰り出しているだけの映像もあったが、こちらに関しては単なるギャグ動画にしかなっていなかった。エリィの伴奏でハジ君が「めくらの学校」を独唱する映像作品も同様で、最初に述べた「これってやっていいのかな、ドキドキ……」的行為を見事にやってしまうパターンの作品であり、Chim↑Pomらしいと言えばChim↑Pomらしいのだけれど、あくまでオマケと考えた方が良いかもしれない。

とまあ、直に体験すべき作品がずらりと並んだのだが、いかんせん、展示会はすでに終わってしまった。また何らかの機会に再展示されるかもしれないし、この路線の作品が今後も作られるかもしれないし、引き続きChim↑Pomをチェックしておきませう。



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