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> スーパーサーキュレーション宣言(β版)~再掲
【カテゴリー:アート topic】 (2011/07/27) Twitterでつぶやく

あまりにも更新してないので、更新してないことも気付かれないようなサイトになってしまいました。誰にも迷惑かけていないので謝りはしません。

さて、知らぬ間にカオスラウンジが詳細を記すのも面倒なぐらいの経緯を伴って炎上(こちらなど参照)しています。傍観というよりかなり遠くから状況を眺めている僕です。

たまには投稿しないと、スポンサーサイトの広告がトップ表示されてしまうので、横着して過去記事を再掲します。2010年4月に更新したもので、今日ツイッター上でカオスラに関して興味深いツイートをしている方がいた(こちら)ので、関連性があると思ってのことです。では。




スーパーサーキュレーション宣言(β版)


◆スーパー・サーキュレーション 【super circulation】 [超循環、超流通]

1. 創造性が広く「循環・流通」する回路(制度)こそ優れている
2. 創作者と鑑賞者(消費者)の立場は分離しない
3. 著作権で囲い込むのではなく、リミックスを予め期待する
4. アーティストは必ずしもアートを生業にする必要はない

20世紀。展覧会という制度は、人と人とを繋ぐ創造性の共有回路(=媒介項)として機能・成熟してきた。アーティストはアートを生業とする常識がまかり通り、需要と供給の関係と隣り合わせとなり、アーティスト枠は結果的に制限されて、一部の優れた発想・技術を持つ人々のみがアーティストとして特権性を帯びることになった。

ギャラリーやオークションなどの商業的枠組みがまるでアートと密接に関係があるかのように受け入れられ、そこから外れた人々は、アートと関わるために「鑑賞者」としていそいそと展覧会へ足を運ぶ。そこでは「アーティスト→鑑賞者」という情報の「上流→下流」構造が前提であり、多くの人がそれを無批判で受け入れるよう教育される。ここまでしてもアート関係者は食べることに困って、「優れた文化」を守るという大義名分の下に国に助成金を出せと叫び、あるいは著作権の囲い込みが活発になった。

ネット環境の普遍化に伴い、人と人とを繋ぐ創造性の共有回路(=媒介項)へのアーティストとしての参入は、ある意味で自由となった。需要がなくたって何かを作り、発表できる。そこに実は需要があったことが後で発見されたりもする。また、他人の創作物を優れて「翻案」する能力を持った人も見出される。アートを享受するだけの立場だった人たちは、編集ソフト・WEBサイトの助けを得て進んで創作者・発表者となり、あるいは他人の手による二次創作物に熱中し、さらには三次創作者へと気付かずになることによって、彼ら彼女らの創造性はひたすら水平方向に「循環・流通(サーキュレーション)」するようになった。

20世紀末からゼロ年代にかけて、アニメや音楽などのコンテンツ産業と半ば敵対し、半ば活性化に寄与するような形で姿を現し始めたサーキュレーション的状況。クリエイティブ・コモンズの発案などにより徐々に整備が進んでもいる。しかし一方で、前衛であるはずのいわゆる現代アートは、20世紀の制度に縛られ、取り残されたままだ。アートヒストリーにおいて「本歌取り」的リミックスはあっても、その先のサーキュレーションが始まっていない。リミックスを取り入れても、結局展覧会場では「二次創作者→鑑賞者」という「上流→下流」構造が保たれるからだ。しいて言えば、複数のアーティストをピックアップして展覧会を構築するスター・キュレーターの登場が、一種のサーキュレーション的状況の表れなのである。

10年代の入口にある今、「スーパー・サーキュレーション(超循環・超流通)」が蠢き始めている。スーパー・サーキュレーションの時代においては、一次創作者があらかじめ、回路投入後の二次創作を期待した文脈が成熟される。二次創作は三次創作に繋がり、創造性はジャンルをまたぎ、まためぐってくる。そして、この文脈を前提とした適切な制度(=回路(=媒介項))の整備が期待される。もちろん、スター・アーティストの登場を拒むものでも、物質的・精神的クオリティの高い作品を拒むものでも、アートを生業とすることを拒むものでもない。ただ、それらはもはや主流ではなくなるのだ。アートの中心など、求めていない。

加えて述べておくと、創造的活動を民主化するこの新しい潮流が「スーパー・リミックス」でも「スーパー・マッシュアップ」でもなく、「スーパー・サーキュレーション」であることは、コンテンツ産業だけに焦点を当てたものでは決してないことを意味する。重要なのは人々の創造性が上下関係を持たずに水平方向に「循環」することにあり、「コミュニティ・アート」や「リレーショナル・アート」などと呼ばれる動向も、広義の「スーパー・サーキュレーション」の文脈の内側にある。


参考:ローレンス・レッシグ「A remixer's Manifest(リミックス宣言)」
1. Culture always builds on the past.
 (文化は過去の遺産の上に築かれる)
2. The past always tries to control the future.
 (過去は未来を支配しようとする)
3. Our future is becoming less free.
 (未来は自由を奪われている)
4. To build free societies you must limit the control of the past.
 (過去による支配を制限すべし)




※上記の宣言文は、カオスラウンジを契機に「ああ、こういうことを言いたい人がいるのかなあ」とふと思い付いたもので、僕個人がこの「スーパーサーキュレーション」という言葉が指すものを背負っているわけでは当然なく、自分で書いておきながら宣言文の内容に必ずしも同調するものでもありません。そして(β版)とあるように、今後方々からのご意見を鑑みて書き直すことになると思われます。

ただ、上記の理念が仮にカオスラウンジ的だとすると、まさに対極にいるのが村上隆であり、両者は一見表層的な部分で繋がっているようで、実は水と油だったということが分かります。


(以上、2010/04/23に投稿分)




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